2026年8月31日、和洋九段女子中学校・高等学校の教職員の皆さまを対象に3Dプリンター研修を実施しました。
今回のテーマは「サポートフィラメントの活用」。技術的な操作習得にとどまらず、3Dプリンターが学校教育のさまざまな場面でどう活かせるかを一緒に考える、充実した時間となりました。

研修の内容:サポートフィラメントの操作から多彩なツール紹介まで

研修前半では、サポートフィラメントを使った造形方法を実機で丁寧にレクチャーしました。サポートフィラメントとは、複雑な形状を印刷する際に必要な「仮支え」となる素材のこと。これを使いこなすことで、オーバーハング(下支えのない突き出た形)を持つ構造物も精度よく出力できるようになります。

さらにBambu Lab製機器でのフィラメント認識設定についても解説。自動認識の仕組みから、スライサーソフトでの手動指定方法まで、実際に手を動かしながら確認いただきました。

後半は3DCADおよびCGツールの紹介へ。初心者でも始めやすい「Tinkercad」、直感的なブラウザ操作が特徴の「Womp」、そして本格的な3DCG制作に対応した「Blender」の3つを取り上げ、それぞれの導入しやすさと教育現場での活用メリットをご提案しました。多様な作例の展示も交えながら、全体として楽しみながら学べるアプローチを取り入れて進めました。


専門教育と3Dプリンターを結びつける可能性


研修では、技術習得だけでなく「どう授業に取り込むか」という視点からも議論が広がりました。学びラボからは、和洋九段女子中学校・高等学校の専門教育コースと3Dプリンターを組み合わせた授業展開の可能性をご提案しました。

たとえば——

・保育×食育:立体のおままごとセットを制作し、食の知識を実地で学ぶ

・服飾×介護:自助具やボタンなど、使いやすさを考えながら設計・出力する

といった内容です。デジタルものづくりの創意工夫の過程を授業に組み込むことで、生徒が主体的に考え、表現する力を育む場をつくることができます。また、学校説明会でのワークショップ開催など、これまで様々な学校で培ってきた学びラボの知見を活かした学校広報への活用についてもご提案しました。


先生方からいただいたフィードバックと今後について


参加いただいた先生方からは、サポートフィラメントの具体的な使い方への理解にとどまらず、3Dプリンターが持つ教育的な可能性への高い期待の声をいただきました。技術的な疑問を解消しながら、カリキュラムや学校運営へのアイデア提供まで踏み込んだ有意義な場となり、私たち学びラボにとっても大きな手ごたえを感じた研修でした。

研修終了後も、現場での活用をサポートする資料の提供や質問対応を継続して行い、連携を深めていければと考えています。

学びラボでデジタルモノづくり、広報のご相談をお受けします

ここまでお読みいただきありがとうございました。
学びラボでは、学校・教育委員会向けにデジタルクリエイティブ教育プログラムをご提供しています。3Dプリンターの導入支援や教員研修にご関心のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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