2025年11月5日、文部科学省が推進する「高等学校DX加速化推進事業(通称:DXハイスクール)」の連携プログラムとして、岐阜県にある平野学園清凌高校でオンライン動画編集レクチャーを実施いたしました!

このプログラムは、2025年11月5日のキックオフからスタートし、来年2026年の1月26日まで続く長期的な学びの伴走プロジェクトです。
今や、誰もがスマートフォン一つで情報発信できる時代。その中でも「動画」は、自分の考えや創造性を表現するための最もパワフルなツールの一つ。

今回のキックオフ講座は、PCの画面越しではありましたが、生徒たちの「やってみたい!」という熱意と、先生方の温かいサポートに包まれ、大成功のうちに幕を開けることができました!

本日は、その記念すべき第一回目の様子をお届けします。

タブレットで世界が変わる!初めての動画編集に熱中

今回のレクチャーは、清凌高校の教室と私たち学びラボのスタジオをオンラインで繋いで実施されました。
生徒たちが手にするのは、学校に整備されたタブレット。そして、私たちから提供した「共通の動画・音楽素材」です。

「動画編集って、難しそう…」
「特別なPCがないとできないんじゃないの?」

そんな不安を抱えていた生徒もいたかもしれません。
しかし、今回のレクチャーが始まると、その不安はすぐに「驚き」と「楽しさ」に変わっていきました。

進捗に合わせた「一人も取り残さない」サポート体制

当日、私たち講師が何よりも大切にしたのは、生徒一人ひとりのペースです。
「動画編集は初めて」という生徒には、動画のカット(切る)&ペースト(繋げる)、テロップ(字幕)の入れ方、BGM(音楽)の載せ方といった「基本のキ」を、一つひとつ丁寧にレクチャーしました。

一方で、「部活動の紹介動画などで触ったことがある!」という経験者の生徒には、「もっとカッコよく見せるエフェクト(効果)の使い方」や「視聴者を引き込むテロップのタイミング」など、一歩進んだ応用の課題にどんどんチャレンジしてもらいました。

オンラインでありながら、どうしてこのような習熟度別の対応ができたのか。
それこそが、今回のプロジェクトの最大の成功要因であり、私たちが最も誇りに思う『学校との強力なチームワーク』にあります。

オンライン(学びラボ)とオフライン(先生方)の完璧な連携

私たちがオンラインで講義を進める中、教室では清凌高校の先生方が生徒の間を回り、一人ひとりの進捗をリアルタイムで見守ってくださいました。

先生方からの的確なフィードバックが、私たち講師に即座に共有され、私たちはそれを受け、全体の進行を柔軟に調整していきました。
生徒たちも、わからないことがあればすぐに教室にいる先生に質問できるという安心感から、萎縮することなく、積極的にタブレットの操作に没頭していました。

最初は「共通素材」だったはずの動画が、生徒たち手によって、コミカルな作品になったり、スタイリッシュな作品になったり、感動的な作品になったり!

レクチャーの最後には、それぞれの個性が爆発したオリジナル動画が次々と完成!
画面越しに伝わる生徒たちの達成感に満ちた笑顔と、それを見守る先生方の温かい拍手に、私たちスタッフも胸が熱くなる瞬間でした。

「学校と一体で創る」ことの価値と、DX教育の未来

私たちは、今回のプロジェクトが「文部科学省 DXハイスクール」の事業の一環であることを、非常に重く、また光栄なこととして受け止めています。
これからの社会を生きる生徒たちにとって、デジタル技術は「一部の専門家が使うもの」ではなく、「誰もが使いこなすべき必須スキル」となっていきます。

しかし、私たち学びラボは、単に動画編集ソフトの使い方(How to)を教えるだけでは意味がないと考えています。
大切なのは、そのスキルを使って「何を表現したいか」、そして「誰に届けたいか」という、クリエイティブな思考を育むことです。

事前研修が生んだ「最強のチーム」

今回、レクチャー当日の成功を支えたのは、間違いなく実施前に何度も行った「事前研修」と「打ち合わせ」です。
私たちは、生徒たちに教える前に、まずは先生方にプログラムの全容を体験していただき、指導のポイントや、生徒たちがつまずきやすい箇所を徹底的に共有しました。

「この操作は、タブレットだと少し難しいかもしれませんね」
「清凌高校の生徒たちは、こういうテーマなら盛り上がりそうです」

先生方ご自身がプログラムの意図を深く理解し、「一緒にこのプロジェクトを成功させよう!」という熱い想いを持ってくださったからこそ、当日は「学びラボ」と「清凌高校」という垣根を越えた、「生徒たちの学びを支える一つのチーム」として動くことができたのです。

学びラボは、単なるプログラムを提供する「業者」ではありません。学校と一体となり、生徒たちの未来を「共創」するパートナーでありたい。その想いが、今回の清凌高校との連携で、最高の形で実現できたことを心から嬉しく思います。

このプログラムは、来年2026年1月まで続きます。 キックオフで掴んだ「動画編集の楽しさ」という種を、生徒たちがこれからどう育て、どんな花を咲かせてくれるのか。私たちも全力で、その成長に伴走していきます。

【教育関係者の皆様へ】一緒に、生徒たちの未来を創りませんか?

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
今回の清凌高校との素晴らしい連携のように、私たち学びラボは、学校との「事前のすり合わせ」と「当日の連携」を何よりも大切にしています。

  • 「うちの学校でもDX教育を本格的に始めたいが、何から手をつければいいか…」
  • 「生徒たちのクリエイティブな才能を引き出す新しい授業を導入したい」
  • 「教員向けのデジタル研修も含めて、学校全体でスキルアップしたい」

そうお考えの先生方、教育委員会の皆様、ぜひ一度、私たち『学びラボ』にお声がけください。

私たちは、学校と一体となってプログラムを運営することを重視しています。教員向けの研修から、生徒向けのカリキュラム実施、そしてその後のフォローアップまで、学校と共に生徒たちの学びを支える「パートナー」として、全力でサポートさせていただきます。

デジタルクリエイティブ教育の可能性を、一緒に切り拓いていけることを楽しみにしております。
これからも、学びラボの活動への温かいご支援と応援を、どうぞよろしくお願いいたします!

一般社団法人 学びラボの活動紹介

最後に私たち学びラボのご紹介となります。
現在、学びラボには多ジャンルにわたって活躍するクリエイター講師が15名以上在籍しており、デジタル・クリエイティブ教育をご提供できる人材が揃っております。

ご興味をお持ちいただいた教育関係者の方、もしくは各地域の関係機関のご担当者様はぜひ弊団体の公式HPよりご連絡いただけますと幸いです。
▼一般社団法人学びラボ
公式サイト:  https://manabilab.or.jp/

また、弊団体では子ども向けオンラインスクール"そらいろぱれっと"を運営しています。
日ごろより子どもたちに社会を生き抜くうえで必要となる様々なデジタルスキルやリテラシー教育を展開しています。
こちらも併せてご覧いただければ、より私たちの活動をご理解いただけるかと思います。
▼そらいろぱれっと
公式サイト:  https://manabilab.or.jp/sorairopalette/