7月8日(火)、私たちは福島県伊達市にあります福島聖光学院高等学校にて、3DCG制作の出張講座を開催いたしました。全国の子どもたちに最先端のデジタルクリエイティブ体験を届ける「学びラボ」のプロジェクトの一環です。

今回は、野球部が甲子園常連校としても知られる同校で、探究学習に取り組むコースと福祉系のコースに所属する高校生、総勢20名強の皆さんと、クリエイティブな熱気に満ちた素晴らしい時間を過ごすことができました。情報の三瓶先生のお計らいにより実現したこの度の講座ですが、大成功のうちに幕を閉じることができました。

その当日の様子を、臨場感たっぷりにお届けします!


初めての3DCG制作に挑戦!高校生の無限の可能性

今回の講座の舞台となったのは、立派な優勝旗や賞状が数多く飾られた、歴史と活気あふれる福島聖光学院高等学校。参加してくれたのは、探究学習や福祉について専門的に学ぶ、好奇心旺盛な高校生の皆さんです。

授業の冒頭では、「そもそも3DCGとは何か?」という基本的な問いからスタート。普段私たちが楽しんでいるゲームや映画、アニメーションの中に、いかに多くの3DCG技術が活用されているか、その身近な事例を紹介しました。さらに、医療や建築といった最先端の分野で3DCGがどのように社会を支えているかを知ってもらうことで、これから学ぶ技術の持つ大きな可能性と意義を共有しました。

いよいよ実践の時間です。今回使用したツールは「Womp」。Webブラウザ上で直感的に操作でき、ソフトウェアのインストールの必要がないため、まさに3DCGの第一歩に最適なツールです。実はこのWomp、7月21日から開催される「子ども3DCGコンテスト MCA for KIDS」の指定ツールでもあります。

最初は、初めて触れる3D空間の視点操作に「難しい!」「どこを向いているか分からない!」と苦戦する声も聞こえてきました。しかし、そこはさすがデジタルネイティブ世代の高校生たち。手元のiPadやMacBookを巧みに操り、あっという間に操作に慣れていく姿には、私たちも驚かされるばかりでした。

基本的な操作をマスターすると、生徒たちの創造力は一気に加速します。わずか100分という限られた時間の中で、ある生徒は愛らしいオリジナルキャラクターを生み出し、またある生徒は壮大な自然風景の制作にチャレンジ。さらには、お弁当箱をCGで再現してくれる生徒も現れるなど、それぞれの個性が光るユニークな作品が次々と誕生しました。

「こうすればもっと面白くなるかも!」「この色、いいね!」とお互いの画面を覗き込み、自然と教え合い、学び合う姿は、まさにクリエイティブの原点。生徒たちが夢中になって制作に取り組むその集中力と、ほとばしるアイデアには、私たちも大きな感動とエネルギーをもらいました。

3DCGが拓く未来への扉!全国の高校生へ創造の翼を

今回の講座を終えて、私たちは大きな手応えを感じています。それは、3DCGというツールが、子どもたちの内に秘められた創造力を解き放ち、未来の可能性を大きく広げる力を持っているという確信です。

私たちは、「子ども3DCGコンテスト MCA for Kids」というプロジェクトを通じて、3DCGに挑戦する高校生を一人でも多く増やしたいという想いから、全国の高等学校との連携を積極的に進めています。今回の福島聖光学院での特別講座も、その活動の一環です。

自分の頭の中にあるイメージを、試行錯誤しながら自分の手で形にしていく。この「0から1を生み出す」経験は、変化の激しい未来を生き抜く上で、必ず大きな力となります。今回参加してくれた生徒さんたちが、この経験をきっかけにコンテストへ挑戦してくれることを、心から期待しています。

学びラボは、これからも全国の学校へ足を運び、一人でも多くの子どもたちがデジタルクリエイティブの楽しさに出会える場を創出してまいります。この小さな種が、やがて大きな花を咲かせ、次世代のクリエイターが生まれる土壌となることを信じて。

今回の講座開催にあたり、多大なるご協力を賜りました福島聖光学院高等学校の先生方、そして、何よりも素晴らしい集中力と創造力を発揮してくれた生徒の皆さんに、心より感謝申し上げます。

これからも、学びラボの活動を温かく見守り、応援していただけますと幸いです。

一般社団法人学びラボについて

当法人は「創造の力でみんなを元気にする」をミッションに掲げ、子どもに向けてデジタルクリエイティブスキルやコミュニケーション力といった幅広い分野の教育を届ける活動を主軸とする組織です。

日頃よりオンライン・オフラインを問わず、現役クリエイターによる実践的な教育プログラムを展開しています。
また、社会を生き抜く力に主眼を置いた小中学生向けのオンラインの習い事「そらいろぱれっと」を運営し、未来を担う次世代の教育に力を注いでいます。

本記事で取り上げているような学校法人との提携について今後もより注力していきたく、ご興味をお持ちいただいた教育関係者の方々からのご連絡をお待ちしております。
▼問い合わせ窓口メールアドレス
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また私たちの日々の活動については以下のSNSでも発信しておりますので、よろしければこちらもご覧いただけますと幸いです。
▼代表理事の梅原(うめちゃん)のSNS
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